亜鉛めっき
クロメート/ユニクロ/黒色クロメート/緑色クロメート | |
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鉄よりも亜鉛はイオン化傾向が大きいですが、亜鉛は空気中の酸素と反応し表面に酸化皮膜を作るため、鉄そのままよりも亜鉛めっき被膜に覆われたものの方が防錆力があります(図.1参照)。
また、亜鉛めっきの表面が傷ついたり、部分的に腐食が進み下地の鉄が露出しても、イオン化傾向が大きい亜鉛皮膜がアノード、下地の鉄がカソードとなり、鉄よりも先に亜鉛が溶解するので、下地の鉄は腐食されません。
ただし、亜鉛被膜の腐食が進み、亜鉛の電気化学的な防食作用が及ばなくなるまで下地の鉄が露出してしまうと、鉄の腐食が始まり、赤さびが発生します。
逆に素地が鉄で皮膜が銅−ニッケルの場合、皮膜が完全に素地を被覆してる状態ならば、銅−ニッケル金属と同じ耐食性を得る事ができますが、皮膜が傷ついたりピンホールなどによって下地が露出すると、耐食性は劣化します。
これは、イオン化傾向の小さい銅−ニッケル被膜がカソードとなり、イオン化傾向が大きい鉄がアノードとなって、下地の鉄が溶解してしまうからです。下地の鉄の腐食が進んで皮膜との間に隙間ができると、銅−ニッケル皮膜は腐食されぬまま、剥離してしまいます。
亜鉛めっきのような防食作用をもつ金属被膜のことを「犠牲アノード型被膜」と言い、銅−ニッケルめっきのような防食作用をもつ金属被膜のことを「バリアー型被膜」と言います(図.2参照)。
後処理 | 色調 | 防錆力 | サンプル表示 |
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光沢クロメート(ユニクロ) | 青みがかった銀色 | △ | |
有色クロメート(クロメート) | 虹色を帯びた金色 | ○ | |
黒色クロメート | 艶のある黒色 | ◎ | |
緑色クロメート | 深い緑色 | ◎ |
後処理 | 処理槽大きさ(mm) 横幅×縦×深さ | 最大重量(Kg) | 適応素材 |
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ユニクロ(光沢クロメート) | 600×400×600 | 〜100Kg | 一般的に最も適応する素材は、鉄。 銅、真鍮、ステンレスにも適応。 アルミは一般的に不適応。 |
クロメート(有色クロメート) | 700×350×500 | 〜100Kg | |
黒色クロメート | 900×550×600 | 〜100Kg | |
緑色クロメート | 400×400×500 | 〜50Kg |
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